4人が本棚に入れています
本棚に追加
仕方ねぇ、
裏の手を使うか。
ー海、海岸…
いくつかのデータを基に時空間内で捜査を行うー
琴音はそのやり方を真っ向反対した。
「でも、空間内での捜査は、
ヒソヒソ(部長に怒られるわよ。)」
「今回は異例中の異例。部長も事情説明したら、分かってくれるって!
この頭脳(ブレーン)で速攻解決してやるぜ。」
「まぁ、あんたの能力は、その記憶頭脳力
(リコレクション・ブレーン)。
一度見たもの、聞いた事は二度と忘れない。それがあなたの最大の強みだものね。
バディである私も一緒に捜査したいけど、上からの要請の別件が長引いてるの。
部長に相談して…」
「いや、いい。この件、俺だけで十分!」
慶二は手でグッドサインをし、笑顔で答えた。
(はぁ…、いつも思うけど、その自信はどこからくるのか…。)
琴音はため息をつきながら、そう思った。
「分かったわ。こちらも早めに補佐できるように努める。くれぐれも無理しないように!」
「はいはい、分かった!」
慶二は、にんまり手を振りながら、琴音を送り出した。
最初のコメントを投稿しよう!