伊吹side

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「しりません。」 だって美咲は、姫でも倉庫には行かない。 『嘘でしょ。いつも一緒にいるのに?』 『宗様と来たのに、クラスに来ないじゃん!』 『どこに、いるの?教えて』 どこにいるのかは、知らない。 「しりません。本当に」 ・・・そう、誰も鳳凰の人がいるかは、知らない・・・。 それから、毎日、訊かれたけど言わなかったけど、数日後訊かれなくなった。 ホッとしてたのに、まさか、美咲と接触があったなんて知らなかった。
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