天パが強い私の話

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生まれた時から天然パーマでした。 たまに毛先がクルッてなっている人が 「私、天パだから〜」 って言いますけど、毎回「そんなの天パって言わねぇよ」って思います。かという私はどうなのかと言うと、まず毛穴が歪んでます。そのせいで天パになっているそうです。なので縮毛矯正をしても毛先しか真っ直ぐになりません。髪の毛が伸びたらもう終わり、平和なストレートの期間終了です。 私は両親ともに純日本人それも直毛です。しかし祖母の血を継いでいて、天パになりました。幼少時代は何事もなく過ごしていたように思えます。保育園もインターナショナルのようなところで、少人数だったので殆ど天パについて話すことはありませんでした。しかし、公立の小学校に入り、初めていじめというのを体験しました。年上の先輩から天パのことを激しく言われ泣きそうになったのを今でも覚えています。小学二年生で初めて縮毛矯正をして、やっとみんなと同じになれたと思いましたが、先輩からの言葉は小学三年生まで続き、とうとう先生に相談しました。すると翌年悪口を言っていた先輩は学校からいなくなっていました。その後時々同級生から言われることもありましたが、さほど気にならなくなり、平和な学校生活を無事卒業しました。中学校の入学式、コロナによって中止になり、オンライン授業もないまま2ヶ月ほどダラダラして過ごしていたので縮毛矯正は意味を為していませんでした。しかし、天パについて話す人はいませんでした。とても嬉しかったのを今でも覚えています。この頃からずっと髪の毛を短くしたいと思っていました。しかし、天パのせいで短く切ると横に拡がってしまうため、短く切れません。今年受験生ですが、それだけが心残りです。
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