18歳。

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「ここに名前書けばいいんですか?」 私が尋ねると、男性はニッコリ笑って頷く。とりあえず講習会だけなら… 『申込書兼合意契約書』 と書かれた紙。「ん?合意契約?」とは思いつつも、よくわからないままに自分の名前を書き込んだ。 その瞬間、男性がバインダーとペンを私の手元から引ったくった。 「はい、ありがとうございまーす。じゃ、行こっか。とりあえず向こうに車停めてるから。」 「え!?でも私まだ、」 「は?契約書にサインしたじゃん。大丈夫大丈夫、ちょっと写真撮るだけだし、君可愛いから超需要あるよ、大丈夫大丈夫!」 「え、ちょっ、やだ!!それ何の写真ですか!!」 男性に無理やり連れて行かれそうになる私。男性は私の言葉を聞いて、下卑た笑みを浮かべた。 「ん?おじさんが喜ぶ写真だよ。大丈夫、おじさんたちの言うこと聞いてればいいから、」 「いや!!!」 それ絶対エロいやつじゃん!!脱がされたりとかする系じゃん!!! 私が足を突っ張って抵抗していると、男性がさっきまでの笑顔から一変、どすを効かせた声で凄んできた。 「今更嫌がるとかやめてくれる?さっき契約書にサインしたじゃん。契約取り交わした人はね、ちゃーーんとそのとおりにしないといけないの。君はもう大人で、自分の判断でサインしたんだから、今更逃げるとかナシよ。何?契約違反する気?そっちがその気なら、こっちもそれなりの対応させてもらうけど!!?」 男性はこう言って、舌なめずりをする。 「未成年はさぁ『未成年者取消権』ってのがあるから契約ナシにできるけど、君はもう成人してるから、これにはあてはまらないんだよねぇ。 18歳、いいねぇ!ナマの女子高生とか超良いよ!その制服、●●高校でしょ?●●高だったら1本撮って5万は固いかなぁ、」 やだ、やだ、やだ…!! 「離してっ、契約取り消します!!」 「だからもう遅いって。これがオトナの世界だよ、美嘉ちゃん♪」 「美嘉!!」 ママが私を呼んだ。顔をあげると、ママがこっちに向かって全力で走ってきている。 「美嘉!美嘉!うちの娘に何するんですか!!離しなさい!!!」 ママが私と男性を無理やり引き剥がすと、男性は「チッ、親付きかよ」って舌打ちした。 ママ、ママ…!!ママの顔を見た瞬間、安堵で涙がボロボロ出てきた。 ママは男性の方を睨みつける。 「警察に通報してやるわ!無理やり女の子を連れ去ろうとするなんてっ、」 「無理やり??いーえ、同意の上ですよ?ほら、ここに契約書もあります。AV撮影の契約書♪」 男性はこう言うと、バインダーを差し出した。
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