火の歌

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火の歌

恐いけど心地よい それこそあのきらめき 不意にくる心の揺らぎのようだ 手で触れたら 引っ込めてしまう 生理的反射 両手で包めば 手の感覚がなくなる 当然の結果 それなのに求めてしまう 心にはめようとする 出来っこないのに 恐いけど心地よい それこそがあのきらめき 恐いけど心地よい それがあのきらめき ゆっくりと命を見ているようだ 両手で掬えない あのきらめき 手で隠せない  あのきらめき 光るものは数多あるのにあのきらめきしか見えない 恐いけど心地よい あれがきらめき あのきらめきをいつの間にか追い求めていた ただ求めていた うっとりして頬が緩む 破滅がすぐ近くにあっても 恐いけど心地よい それこそが希う あのきらめき
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