ストークキング

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ストークキング

苗字しか知らないの 許せないボクのプライド 秘密のプロファイルを 君で埋め尽くしたい 夕方、小田原行きの電車を待つ 最寄り駅でジムの着替えを 背負っているね、 アメリカ製のリュック ボクの名はストークキング 誰にも怪しまれずに ボクの名はストークキング 知らない事を知りたいだけ ボヤけて曖昧な レンズを買い替えて 鮮明な視界で 君をメモリの中に閉じ込める 朝方、新宿行きの通勤快速 灰色の枝毛を気にしているね ボクの名はストークキング 気配さえも思いのままに ボクの名はストークキング 君より君を知り尽くしてる ボクはストークキング 憧れをほしいままに ボクはストークキング 来世だってもう分かっている
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