遊園地

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 仕事で忙しく、なかなか遊ぶことができないお母さんと、休みの日曜日にようやく、遊園地に遊びに行くことができた。  最初は、観覧車、次にメリーゴーランド…など時間の限りできる設備で遊びまくっていた。  そして、毎度毎度、怖くて行くことを躊躇していたお化け屋敷に、大人になったので、足を踏み入れてみることに。  中は殺風景で、トンネルの少し手前にトロッコがついてるだけみたいに見える。そして、内側から外にかけられている?貼られているカーテンは真っ黒でその中にも所々血痕がついているように見える。 「本格的だなぁ…」  お母さんも驚いている。  そんな中で、受付をしに行く。  受付のおばさんは、またこれまた凝っていて、ほっぺがダルダルで、目は充血しまくり。白髪の髪で後ろで一つで結んでいる。頭が大きくて、体が頭と同じくらいの大きさしかなく、ネズミ色の着物を着ている。  ガラガラした声で、 「いらっしゃいませ。ただいま、待ち時間はありません。どうぞあのトロッコに乗ってお楽しみください。」  と、言いながら、きみ悪く笑った。    
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