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おじいさんネズミは鈴を持ってトラの背中にのぼり、すばやくトラの首に金の鈴をつけました。
トラの背中から下りた、おじいさんネズミは、トラを見上げて言いました。
「王様。金の鈴がとてもよく、お似合いです。どこから見ても立派な動物の王様です。ああ、よかった。これでもう、ワシは思い残すことはない。あとは、よろしくお願いいたします。」
よろよろと帰りかけた、おじいさんネズミは、あっという間に、トラに食われてしまいました。
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