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 福島第一原発事故を見て初めて日本の危機を感じ、タレントをしていてはスポンサーに忖度して真相を明かすことすら出来ない、これではあかん、日本を救わねばと立ち上がって政治家になり、ここに於いて、「政治の暴走を何としても食い止めなければならない」と危機感を雄弁に物語った太郎さんは、捨て身の覚悟で衆院議員を辞職して参院選に出馬表明した。  殊に消費税増税と憲法改悪を阻止する為、そして草の根、殊に虐げられる弱者を救う為に・・・しかし、親が上級国民で教育を十二分に受けられる裕福な家庭に育ったお陰で高学歴を鼻に掛けられる代わりに草の根を思いやれないだけに高校中退でタレント上がりの分際で!と敢えて馬鹿にするものの太郎さんに並々ならぬ驚異を感じる改憲派で利権護持を事とする各党の糞たちは、太郎さんに出馬されては困るから批判する資格がない癖に自分の非を棚に上げて何のかのと誹謗中傷を浴びせた。参院選に於いても公明党と同じく自民党に踏まれても蹴られても付いて行く下駄の雪になろうとする維新の会と国民民主、それと自民党の手駒である電通のネトウヨ部隊は、根拠のないバッシングやネガキャンをやって来るに違いない。  国会でも四面楚歌の中、孤軍奮闘するのは慣れっこだからそんなことは物ともせず太郎さんは自分が先頭に立って旋風を巻き起こすことによって野党各党をれいわ新選組に靡かせ、結束させ、自民党に対抗できる大きな勢力とし、ムーブメントを起こそうとしているのだろう。奇しくも時を同じくして発見された新撰組局長近藤勇の甲冑を身に付けて戦うように・・・  太郎さんも言っているように政治の暴走を許さぬよう、また将来勝負出来るよう議席の数を伸ばすのが主たる目的であって今度の参院選で野党が自民党に勝てるなぞという甘い望みは持ち得ないのであるが、もし、太郎さんが当選して野党が勝利したらどんなに良いことか。そしてこれこそ有り得ないようであるが、太郎さんが首相になったらその喜びたるや何より重畳だ。まず平和憲法廃止が消滅する代わりに消費税廃止が実現、防衛費二倍が消滅する代わりに社会保障費二倍が実現、それに伴いベーシックインカムが実現、同じ金を刷りまくって財政出動するにしても自民党と違って大企業や株主に金を回すのではなく一般庶民、殊に底上げするべく貧困層に金を回してくれるのだ。あと感染症ムラITゼネコンムラ原子力ムラなどムラ社会の解体、政治的ではなく科学的知見に立ってコロナ感染対策見直し、原発撤廃、搾取ピンハネ中抜きなども撤廃、汚職贈賄も撤廃、言論の自由と表現の自由の復活、日本を駄目にした男であり疑獄事件の鬼である安部晋三逮捕、平和的外交で日中和平条約締結、災害対策の一環として電柱地中化、斯様な公共事業や跡継ぎがなく高齢化が進み人手不足の農業や漁業に従事出来るよう措置して失業者解消等々が実現。  嗚呼、今だけの夢か、僕だけか、こんな夢が見れるのは・・・
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