眠り

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「またこの場所…」 前に化け物がいた訳の分からない空間だ。当然のように、その化け物も目の前にいた。 「また会ったな、そういえば自己紹介を忘れていた。私はマリッドだ。」 「マリッド…」 「お前の母親を殺した犯人、分かったか?」 「まだ、分からない。」 「お前はその犯人のことをどう思っているんだ。」 「憎い。なんであんなに優しかったお母さんが死んで、その犯人だけのうのうと生きてるの。おかしいよ。そんなのあっていいはずがない。」 「憎いか。ならその犯人はどうあるべきだと思う?」 「犯人もお母さんと同じ目に遭うべきだ。」 「そうか。犯人が目の前に現れたとき、お前はどうする?」 「そいつを殺すと思う。」 「なるほど、よく分かったよ。」
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