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「家族かぁ。こっちの人は光高が居るときにお泊まりとかしてるけど?」
「え......?」
「真さん〜〜〜!?!???」
直ちゃんは真っ黒な目で私を見てきます。正直、怖いです。負のオーラが具現化しそうな勢いです。ただの寝落ちをこんな悪意で表現されるのは辛いものがあります。しかし、我関せずと真さんは尚も続けます。
「俺たちって光高の大事な存在で付き合いも長いんだよね。それなのに君のことなんて名前も存在も聞いたことないや。自分が何番目なのか認識してないと恥かくだけだと思うけど」
「ちょ、あの。真さん!!」
緒方さんはそんな不誠実な方ではないのに真さんの言い方はとても不適切なように感じました。直ちゃんはショックからかワナワナと身体を震わせています。
「わたし!! あなた達には負けませんから!!」
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