一瞬の煌めき

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一瞬の煌めき

西南大1年、山本花名(やまもとかな)。    わたしの初恋ーーーーーー   あれは高1の夏休みの     地元、筑後川での      水天宮(すいてんぐう)の花火大会。 あの日、わたしの初恋が 夜空に(きら)めく色とりどりの花火のように       パッと大きな花を咲かせ そしてわずか二ヶ月でパッと散った。 ドンっと上がったときの綺麗さは        言葉に変えがたい。 赤、青、黄色、ピンク、グリーン…と 夜空に打ち上げられ夜空を着飾る火花たち。 それでもーーーーー 一瞬の(きら)めきだけを残してシュンと散って消えていくあの(わび)しさ。 わたしの初恋は『花火』。 パッと咲いてシュンと散っていった。
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