秘密のアルバイト

3/6
前へ
/101ページ
次へ
「いらっしゃいませー」 店内は、ごくごく普通の喫茶店のようだった。 けれど、何か違和感があり、健はキョロキョロとあちこちを見る。 「店長居る?」 「あー、大和さん!いらっしゃいませ」 可愛いメイド服の女の子がぺこりと頭を下げ… 「え?男の子?」 健は、思わず声に出してしまった。 「そ、ここ女装カフェなの。健くんなら超絶可愛いメイドになれるよ」 「ええっ?」 どうしよう。今すぐ逃げたい。けれど、逃げたところで行くところもない。 丁寧に断ればいいか… 健は、そう思いながらバックヤードに向かう大和について行った。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

120人が本棚に入れています
本棚に追加