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シャワーに入りたいと訴えたが「ダメ、健の匂い嗅ぎたい」と言って大和は、健のシャツに顔を突っ込んできた。
「わあ、くすぐったいってえ」
健がケラケラ笑うと不意に胸の尖りを舐められ、ピクっと反応してしまった。
「あ……」
「気持ちいい?」
シャツを剥ぎ取られ、上半身裸にされる。
首筋から脇の下までぺろぺろと舐められた。
「ホント、大型犬みたい」
健がくすくす笑っていると、下半身に手が伸びてきた。
「んっ…」
さっきから敏感になっていたその場所は、すぐに硬くなり大和の手で更に大きくなった。
心も身体も大和の好きにされている。
さっきまでと逆転している立場が、ちょっと悔しい。
大和のモノにそっと触れると、もうはち切れそうなくらいに硬くなっていた。
「大和さん、ここ、苦しそうだよ…」
「ん…」
大和は、今気がついたように、履いていたチノパンを脱ぎ捨て下着も脱ぐ。
その手で、健のデニムも脱がせ、二人で裸になって抱き合った。
この前は、余裕が無かったけれど、少しゆっくりと大和の身体を撫でる。
いつの間にか健のほうが、上になっていた。
「やっぱりこの体勢かな?」
大和は笑っている。
「うん、このほうが楽かもね」
そう言って健は、上から抱きついた。
「健…愛してる…」
「大和さん…俺も…」
チュッとキスをすると、強く抱きしめられ、もっと深く口を合わせられた。
舌を絡めとられ、口の中で舌同士が蠢きあう。
どんどん興奮して来て、離れられないまま二人で抱きしめあった。
ひとつになりたいのに、皮膚があってひとつになれないのがもどかしい。
健は、これまで何度かセックスの経験はあったが、こんなにも求めあうのは初めてだった。
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