【Reina's eye:クリスマスイヴは突然に・・・】

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【Reina's eye:クリスマスイヴは突然に・・・】

【Reina's eye:クリスマスイヴは突然に・・・】 「ママ~、これ、ケーキになるの?」 『一緒に作ってみる?』 「うん!ひなをびっくりさせるんだ♪」 『そっか。じゃあ、がんばろうっか♪』 授乳直後の陽菜を寝室で寝かしつけた直後。 目をキラキラさせた祐希が見守る中、オーブンで焼き上げた後に冷ましておいたスポンジケーキをダイニングテーブルの上に置いた。 「サンタ、どこにおこうかな~」 『生クリームを塗ってからだよ。サンタ置くのは。』 「はぁい。でもボク、やりたい。やくそくだよ。」 『わかった。じゃ、まず生クリーム塗るね。』 あらかじめ泡立てておいたホイップクリームの入ったボウルを冷蔵庫から取り出した。 ホイップクリームも私の大好物なもののひとつ 味見という名のつまみ食いをしよっかな でも食べ始めたらとまらない ケーキでどれくらいそれを必要とするか計算し切れなかったため、我慢 ケーキ、早く食べたいなァ いちごもいっぱい載せて♪ 「パパ、ケーキ、たべれないね。」 『仕事だからね~。でも、パパの分、残しておいてあげよう。』 「サンタのところはボクの・・・ね?」 『はいはい。』 12月24日午後2時前。 この日も仕事で不在のナオフミさん。 クリスマスを楽しみにしていて、その場にナオフミさんがいないことを残念がった祐希。 「サンタさん、プレゼント、何かな~?」 『何だろうね~。』 「あっ、プレゼントいれるくつした、もうすこし、大きいのにすればよかった・・・・」 『あらあら・・・・』 せめてクリスマスを迎えるワクワク感いっぱいの雰囲気を楽しませてあげようと、彼と一緒にケーキ作りを始めた。 お兄ちゃんとして頼もしくなってきた祐希と交わさせられた“サンタクロースの飾り付けをやらせてあげる” その約束を果たすために、早速、泡立てたクリームをゴムベラで掬った時だった。 プルルル、プルルル♪ 「ママ、でんわ、なってる~」 『えっ、でもクリームが・・・』 「ママ~はやく~!!!!」 『も~う・・・・こんなお昼間に誰だろ?』
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