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05.彼女とサキュバスと一緒にイクっ。
八木さんと恋人になると、2人きりになることもあって、サキュバスはその度に僕を翻弄してイかせ続けたが、それでも八木さんは僕のことを切り捨てなかった。
そしてついに八木さん……いや、順子とのベッドインの日。ちょっと高めのラブホテルに入り、順子の服を脱がすと、後ろからサキュバスに抱きしめられた。背中に当たる、この胸の感じは裸だ。サキュバスも裸で僕に抱き着いている。
「加藤先生……」
目の前の順子がトロンとした表情で僕を見つめてくる。僕は吸いこまれるように、順子にキスをした。濃厚なキスをしている間、サキュバスは僕に抱き着いたまま、自分の身体をこすりつけ、サキュバスによって開発された僕の乳首を刺激してくる。
なんだこれ……最高すぎるんだけど。
愛しい順子を愛撫しながらも、サキュバスに翻弄される僕は、これまで以上のエクスタシーを感じていた。
そりゃ美女2人に挟まれているのだから、最高に違いない。
そして、目の前には二つのお尻。
サキュバスが挑発するような目で、自分の方に入れろと言ってくる。だが、ここで順子を選ばなければ、僕は順子を愛しているとは言えない。それに、僕自身、この時を待ち望んでいたのだから。
僕は順子に入れ、2人でエクスタシーを感じて果てた。
そして、順子に腕枕をしながらウトウトとしていると、サキュバス……いや絵里子は悲しそうな表情をしていることに気づいた。彼女のそんな表情を見たことは、これまで一度もない。僕は何か間違えたことをしてしまったのだろうか。
「これでお別れだね智樹。私より愛せる人と結ばれてほしかったから、今まで試していたんだけど、智樹は本当の彼女を見つけたみたいだから」
そう言ってサキュバスは、僕の腕枕で眠る順子を見る。
絵里子は悲しそうに微笑むと、姿がどんどん薄くなっていった。
「あ……待って、僕は……僕は……!!!」
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