【8】決着・そして…

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〜東京お台場〜 TERRAに戻った美優は、多香子と晋也達と感動の再会を果たし、チムグクルは完全復活した。 隣の警視庁ビルから、出頭要請を受けたラブと凛は、形ばかりの事情聴取を済ませ、一連の襲撃事件も幕を閉じた。 「事件も大変だったけど、まさか世界が本当に世紀末を迎えてたとはわね〜皆んなお疲れ様!」 刑事課の鳳来咲が、皆を(ねぎら)う。 「改めて自然の脅威には、我々人間の無力さを感じさせられたな。警視庁本部も来月には復帰するが…」 刑事部長の富士本が入り口を見る。 つられて皆んなも見た。 「花山警視総監❗️」 紗夜と咲が同時に声を上げる。 「やぁ皆さん。明日から、こちらで厄介になるから、よろしく頼むよ」 「えっ?」「何だって?」「どうして?」 富士本の戸惑いをいた、紗夜と昴以外が驚く。 「そう言うことだ、皆んなよろしく」 「本庁より、こちらにいた方が出番が多そうだし、何より居心地が良くてな、ハハ」 (ハハ…じゃないでしょ💦) 「まぁまぁ咲さん。色々と便利だと思います」 慌てる咲に微笑む紗夜。 目を合わせた昴も頷く。 孫の影響で、すっかりラブのファンになった花山警視総監。 ここにいれば、度々会える。 それが、1番の理由であることは、紗夜と昴しか知らない…。 〜TERRAスカイラウンジ〜 多香子、晋也、美優の3人が、ラブとテーブルを囲んでくつろいでいる。 「美優が戻って、ファンも喜んでいる様ね」 「そりゃあ、やっぱり三線(さんしん)の音色は、チムグクルには欠かせないからな」 「晋ちゃんのお()りも必要だしね」 「多香子、そんなもの必要ないさ、なぁ美優」 「相変わらず平和ね晋也は」 そこで美優とラブの携帯が鳴った。 「美優、もうすぐベネズエラへ出発よ❗️」 「ラブ、入り口にお客さまよ」 「了解」×2 同時に席を立つ4人。 「香織さんから、ベネズエラ行くって」 「だから、そりゃどこなんだ?」 「地球のどこかよ」 「じゃあ皆んな、気をつけて行って来て」 「行ってきま〜す」 別のエレベーターに乗り込むラブと3人。 (アイ、誰?) (菊水(きくみず)千尋(ちひろ)様です) (菊水千尋…さて、今度は何かしら…) こうして、嫌な予感を気にしながらも、また新しい脅威へと向かうラブであった。  God's eyes 完結   〜心譜〜
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