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静太side
お母さんから連絡貰って、皆で病院に向かった。
分娩室に入るから『早く来て』と・・・。
会社で2人の会長、お父さん、親父もいて助かった。
病院に着くと、ちょうど、婆ちゃんもお袋も着いたばかりで、病室に急いだ。
病室にはお母さんと恵のお婆さんもいた。
分娩室に入っても俺は恵の手を握り、励ますだけで役に立たない。
そしてやっと生まれた我が子。
息子だった。ずっと黙ってたけど・・・。
我が子を抱いて出ると『どっちだんだ』と親父に聞かれ『息子』と言うと大喜びの両家。
「これで安泰だな。雷の跡を静太君が次いで、ひ孫が受け継いでいく」
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