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警察の尾行を、上手く撒いて、ログハウスがある街に帰って来たのは、夜になっていた。
駅から、ログハウスまでの道を歩く。
行く時は、ヒナと一緒だったが、今は1人。
ヒナに会うまでは1人で居る事に慣れていた。
だけど、今は、こんなにも1人で歩く道のりが遠かったかと思う。
その気持ちを押し殺すように、ひたすら足を前に進めた。
ログハウスと周りの土地は、高倉の名義ではねぇ。
それに、俺の名義でもねぇ。
高倉とは、全く関係ねぇ奴の名義だが、ソイツは、この世に居ねぇ。
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