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「ヒナ」
「ん?」
「今、ヒナは、まだ15だ」
「カオルちゃんは、19歳だね」
「ヒナが、20になったら……」
カオルちゃんは、私の身体を、ギュッと抱きしめてくれた事で、カオルちゃんの心臓の音が速い様に思うのは、私の錯覚……?
疑問の思う私の耳元でカオルちゃんが囁いた。
「結婚しよう」
その言葉を聞いて、嬉しくて涙が溢れたけど、何度も頷いた。
「絶対に、幸せにしてやっから」
カオルちゃんは、そう囁いた後に、私の瞳を見てきた。
「愛おしくて、堪らねぇ」
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