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カオルちゃんは、少し顔を傾けて、私の唇に、カオルちゃんの唇を重ねてきた。 少しすると、私の口の中に、カオルちゃんの舌が入ってきたのが分かり、驚いて身体がビクッとなった。 そんな私に気づいたカオルちゃんは、私の唇から自分の唇を離した。 「帰ったら、ゆっくり時間をかけて教えてやる」 口角を上げたカオルちゃんの顔を見て、一瞬クラクラした。 だから、カオルちゃんの心臓の音が聞くように、カオルちゃんの胸に凭れる。 カオルちゃん、大好き。と心の中で呟く。
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