0.危険

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「ぐ……あ、やか、ちゃん……。」 はぁはぁと荒い息の中で、少年は私の名を呼んだ。 「は……やく、『アレ』を……。」 ゴゴゴゴという音が強くなっていくのに反比例するように、少年の声はか細くなっていく。 まるで、今にも消えていきそうな……。 …………! 私は、ハッとした。
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