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そっかぁ、俺、みずほ先輩の『影武者』だったんだ――って何で⁉
みずほ先輩はなぜか頬を赤らめて小首をくいっと傾げた。
俺は理解の及ばない神秘の深淵に、ただ覚悟を決めるしかなかった。
腹をくくって『影武者』の決意を表明する。
「みずほ先輩、俺は命を懸けてみずほ先輩を守ります!」
とたん、みずほ先輩は撃たれたように胸を押さえて椅子からずり落ち、ぱたりと床に倒れ込んだ。笑っているか泣いているかわからない表情で叫ぶ。
「きみ、やっぱり最高すぎるよぉ~! そのセリフはきみだから言えることだよね~!」
「あ……、あざーっす」
何が最高なんだか、考えれば考えるほどにそら恐ろしい。
俺はこのひとに苛まされ、眠れない夜を迎えることになりそうだ。
(エピローグはスター特典で!)
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