小説の執筆するジャンルを決める方法

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小説の執筆するジャンルを決める方法

小説の執筆するジャンルを決める方法について述べる。 手っ取り早いのは自分の好きなジャンルにすることだ。 別の手段の一つとして、流行っているジャンルを調べるというものがある。 流行を調べてそれに乗っかるのも良いが、流行をアレンジするというのもある。 詳しく説明すると、まず、最近の作品を片っ端から読んだり見たりする。その時に、読んだり見たりした作品の、ジャンル、世界観、主人公の種族、年齢や、性別や職業、もしくは学年、性格、主人公が何をする物語か、の項目に分けてメモする。 各項目について説明する。ジャンルとは、SFであったり、ファンタジーであったり、時代劇であったりとかだ。 世界観とは物語の舞台となる場所のことだ。具体的には、いつの時代のどの場所か、というもので、例えば、現代日本の高校、とか、戦国時代の日本、などがあげられる。もちろん、外国でも架空の時代の架空の場所の場合もある。 主人公の種族とは、主人公が人間なのか、ロボットなのか、怪物なのか、どんな生き物、どんなヤツなのか、メモする。 性別は言うまでもなく、職に就いてるのなら職業を、学校に通っているのなら、小中高大のどれに通っているか、その学年を書く。無論、架空の職業でも架空の学校(魔法学校など)でも良い。 最後に主人公がどんなことをする物語か、をメモする。難しく考える必要はない。主人公が敵と戦って敵を倒す、とか、主人公が復讐をするとか、主人公が恋愛をする、とか、主人公がなにをしてる物語かメモする。どうしても自分だけではそれがわからない場合は、作品のあらすじ紹介などを見ると良い。だいたい、主人公の復讐劇! とか、幼なじみと恋愛するラブストーリー、とか、主人公がなにをしてる物語か書いてある。 アレンジで一番簡単なのは、メモした項目を書き変えることだ。例えば、ジャンルは恋愛もので、世界観は現代日本で、主人公は人間で、十代後半、男、高校生、主人公がヒロインと恋愛する話だとする。 ジャンルは恋愛のままで、世界観を現代日本ではなく異世界ファンタジーに変えて、主人公は十代後半のまま、男、職業を騎士に、ヒロインはモンスターに変えて、主人公がモンスターと恋をする、というようにすることが出来る。 どこを残すか、どこを変えるかについてだが、ジャンルを変えるのは簡単でファンタジーをSFにしたり、時代劇を現代劇にしたり、ホラーをファンタジーやSFにも出来るし、工夫がしやすい。なので変えても良い。 世界観を変えるのも簡単で、現代の日本の学園ものを中世ヨーロッパ風にしたり、宇宙を舞台にしたSFにしたり、高性能なロボットや機械が存在する近未来SFにしたり、逆に現代の日本にすることが出来る。 主人公の種族を考えるのもありだ、主人公を動物にしたり、モンスターにしたり、ロボットにしたり、性別を変えるのは王道。三国志の武将を女の子にしたり、水滸伝の登場人物を女の子にするのもある。 年齢はだいたい少年少女にすれば問題ないが、軍事や戦争、政治劇、など大人がたくさんいるものを題材にするときは、つじつまの合うように設定を捻ってやらないと、少年少女をメインにするのは難しい。諦めて大人を主人公にするのも手だろう。 職業を変えるのは難しい。何故なら、職業を変えるならならその職業について知らないと厳しい。特に実在する職業の場合は、なおさらだ。自分がよく知っている職業、自分が作った架空の職業、ファンタジーの職業(騎士や魔法使いなど)にするか、批判やツッコミを覚悟で実在する職業を題材にするのが良いでしょう。 学年を変えることに関しては特にメリットはない。ほとんどの作品は中高生がメインで無理に変える必要がない。 主人公がなにをしてる物語か、は、変えない方が良い。作品に置いて、主人公がなにをしてる物語か、は、一番考えるのが面倒くさい。下手に弄ってはならない。 長くなったのでまとめると、流行の作品、最近の作品を読んだり見たりして、その作品のジャンル、世界観、主人公の種族、年齢、性別、職業、学年、性格、主人公がなにをしてる物語なのか、を項目ごとにメモして、項目を自分なりに書きかえる。お話の書き方などは、また別の機会に。
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