読者は何を基準に読む作品を選ぶか

1/1
前へ
/6ページ
次へ

読者は何を基準に読む作品を選ぶか

読者に作品を手に取ってもらう方法。 ネット上の小説でも書店でも、自分の書いた小説や本を読んでもらうのは大変だ。 そこで読者が何を基準にして作品を読むかを解説する。 まずは、タイトルだ。読者は自分の興味をそそられる題材なのか、タイトルで判断する。タイトルの中で何の題材を扱うか説明するとよい。 例えば、ファンタジー物が好きな読者は、タイトルに『王子』や『令嬢』などファンタジー要素があれば、気になって手に取ってくれるだろう。勿論、作品の中に『王子』や『令嬢』出て来ない場合は、タイトルに『王子』や『令嬢』を入れるのはおすすめしない。 そして次は表紙だ。ラノベや一般小説など娯楽性の高い小説なら、キャラクターのイラストの表紙や、映画のポスターのようなちょっとやりすぎなくらいの主張が強めのイラストや、表紙がよい。 逆にマニアックなジャンルや題材、純文学のような小説の場合は、あまりキャラクターのイラストなどは使わず、取り扱うマニアックなジャンルや題材を写した写真、作品の舞台や雰囲気を伝えるような写真やイラストが表紙がよい。 そしてその次は、誰が書いた作品か、だ。 有名な作家や、人気のある作家、自分の好きな作家だと、読者は手に取りやすい。 さらにその次は、あらすじだ。よく小説の新人賞などでは、あらすじはオチまで書けと言われる。新人賞ならその通りだが、ネット上や書店に並べる本のあらすじを書く場合は別だ。オチまで全部書いてあったらその本を買わないだろう。あらすじは、起承転結の起から承のあたりまでを要約したり、短く文章にまとめたりして、それをあらすじとしてのせるとよい。小説に限らずだいたいの物語は起の部分でその物語の基本部分が説明され、承の部分から物語が動き出すことが多い。これをあらすじにしてのせることで読者をひきつけられる可能性が高まる。 そして最後に売り文句やアピール文だ。 これはすこし大げさな方がよい。 何故なら、控え目に謙虚に売り文句やアピール文を書いた場合、作家は作品に自信がないと思われる。作家には自信があってもそう思われる。 勿論、大げさにしすぎれば、読者は胡散臭さを感じるが、控え目であったり、謙虚な売り文句やアピール文を書くぐらいだったら、大げさに書いて作品をアピールした方が良い。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加