Lesson4

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Lesson4

『別にですから。気にしないで下さい』 「う"…」 『玲子さんののだって、今に始まったことじゃないでしょ?』 「う"ぅ…」 『それにしても10んですねぇ? 人の酒癖って。もう28なんですけどねぇ』 「…以後、気をつけます…」 昨日は晴海の家で料理をし、そのまま飲んで… 目が覚めると・・・自宅にいた。 自分はどうやって帰ったのだろうか。恐ろしいことに、記憶にない。 分かっていることはただ一つ… 晴海に迷惑をかけてしまったということのみ。 恐る恐る、お謝りの電話を入れてみる。 「本当に、常日頃ご迷惑ばかりおかけしてしまい誠に申し訳ございません…日々精進致します」 『あははっ それも聞きました♪』 ちょいちょい耳につく嫌味を含んだ晴海の言葉に、何一つ言い返せない。 最近、晴海に甘えすぎている。 晴海が支えてくれるのが当たり前で、自分の生活がそれで成り立ってしまっている。 ーー改めなければ… 『…いいんですよ。俺にはいくらでも甘えて下さい。言ったでしょ?俺なら玲子さん1人くらい、いくらでも支えてあげられますから』 「晴海くん… …仏か」
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