Lesson1

1/5
前へ
/101ページ
次へ

Lesson1

チュンチュン・・ 小鳥たちのさえずりが、どこか遠くで聴こえる。 ふかふかのベッドの中。 夢の中なのか現実なのか...区別がつかないこのまどろみの中でただただ感じるのは… ーー気持ちいぃ... ...このまま、ずっと眠ってたい... 「...こさ... ...ぃこさん...」 ーーあれ?どこかで声がする... 「...れいこさん...」 夢の中なのか現実なのか...相変わらず区別のつかない頭の中までしっかりと響く、そのアルトな優しい声。 自分を呼ぶその声は透き通っていて、楽器の音色の様で心地好い。 「れーこさ~ん...?」 ーーキレーな声...もっと、聴きたい もっともっと...ささやいて... ... 「・・・玲子さん。いい加減起きないと... 犯しますよ?」 「・・・へ?」
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

337人が本棚に入れています
本棚に追加