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ーーあ〜…二日酔いだぁ。…私、めちゃくちゃ飲んで…それで… …
『玲子さん…立てます?俺送っていきますよ。
うちの住所、言えますか?』
ふいに脳裏に、昨夜の晴海の姿が浮かぶ。
ーーそうだ…晴海くんにうちまで送ってもらって… …
さぁぁぁ…と、身体中の血の気が引くのが分かる。
「ーーーっ!!?」
慌てて自分の衣服を確認する。
昨日のブラウスのまま。スカートは…少しウエストのファスナーが開いていて…
ーーえ…もしかして… …
「…シ」
「てないですよ?」
ニコニコと可愛らしい笑顔で自分を見つめる晴海は、いまいち何を考えているのか掴めない。
「酔っ払ってる女性を抱くのは男として最低ですしね」
「…晴海くんって、誠実ね」
「何を今さら。…ただ、可愛かったですよ?甘えん坊な玲子さんも♪」
「ーーっ!?ぜっっったい嘘!」
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