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まだ寝ぼけた様子の玲子を、正面に座りマジマジと眺める。
そんな晴海は何だか、嬉しそうだ。
「…なぁに?」
起きたままの姿を見つめられ、さすがに照れる。
「いや…やっぱ、まだ夢みたいだなぁ…って」
「・・・夢なんじゃない?」
「え!?そういうこと言います?」
拗ねたように言う晴海がかわいくて、くすっと笑いが漏れる。
「うん…幸せすぎて、夢みたいだね…」
「…玲子さ…」
「朝からパンと珈琲とか…幸せ〜♪」
「・・・何それ。天然?ドS?」
ガクッと肩を落とし、晴海がじとっと玲子を見上げた。
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