Lesson17

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熱でほてった頬を両手で扇ぎ、正面の晴海に視線をやる。 と、晴海が片手で顔を隠すように沈黙している。 ーーあ…照れてる。 「…不意打ち、ズルいです」 ぼそっと呟くと、椅子から立ち上がり玲子の所までやって来る。 そして、ふわっと玲子を抱き上げた。 「え!?ちょ、晴海くん?」 「…まだ、役所に行くまで時間はありますから…」 耳元でそう囁かれるやいなや、そのまま寝室へと強制送還されてしまった。
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