第1章までのあらすじとご注意

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第1章までのあらすじとご注意

 心筋梗塞で緊急入院し、手術をした。  奇しくもその日は、僕の18歳の誕生日の日だった。  冠動脈には血管が閉じないように、ステントが入っている。あと数日、受診が遅れたら、死んでいたかもしれないとドクターには言われた。つまり、重症だったということだ。  いまは  2025年。  人類はかつてない転換期を迎えようとしていた。  世界滅亡説が流れた新型コロナが突然、世界から消え、さらに後を追うように、病という病が消滅していったからだ。  IFUという謎の集団は声明文を出し、自分たちが仕掛けたものだと世界に流したが、真意はわかっていない。  病院はドミノ倒しのように潰れていき、力のない製薬メーカーや関連会社も倒産が続く。  そんな中、僕は光ヶ丘総合病院の入院中、その後の僕の人生に多大な影響を与えるらファニーとニックネームをつけた変わった看護師と、ギフテッドだと言うドクターと出会う。  そして僕は、内科の最後の患者として退院する。  世界も転換期を迎えていたが、IQ230のギフテッドである僕には僕の、大きな転換期を迎えようとしていた。 【ご注意】 第2章では、第1章の伏線回収を多くしていますので、第1章からお読みになることをおすすめ致します。
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