適当に美文を書き散らすだけ。文章練習帳

6/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
   微睡、陶酔。  ゆったりとした暖かさの布団で、明日を待つ。  何も感じなくなる明日を。  それを死だというのなら、僕は死を喜んで迎え入れるだろう。  目を閉じ、深い眠りにつき。  もっと深く深く眠れば、死に近づける。  翌朝の僕はそんなことも忘れて、起き出して、一日の始まりに絶望することだろう。  清々しいほど晴れた朝を。  ただ憎みながら。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!