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「お父さん! いつからそこにいたの!?」
「じえいがんをうじろでまぼっているのば、がぞぐだから~っであだりがら~」
なに言ってんのかわかんない! 柚希は苦笑いをこぼしたが、姉はそんな父を見て爆笑しはじめていた。
「もう、お父さんったら。あ、そうだ。お父さん。ここのキッチン、私の好きなようにして良いって言ったよね。ほんとうにそうしちゃうからね。さっそく芹菜ママにどこでなにを買っているのか聞かなくちゃ!」
すっかり前向きの姉に戻ったようで、父も涙を拭いてほっとした顔をしていた。
どうやらこの実家のキッチンも、小柳家風になるのかな?
姉のセンスがどう発揮されるのか。実家のキッチンがどう変わるのか、柚希も楽しみに待ちたいと思う。
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