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「それに関してはノーコメントです。ただ、とてもありがたい事に食べても太りません。幽霊あるあるですね。体重もありませんが」
食事を進めながら僕らは会話を続ける。
「気になっていたのですが、他にも幽霊って居るんですか?」
「はい、あちこちにいらっしゃいます。よく見かけますよ」
と、彼女が咀嚼を終えてから応える。
「よく?」
「別府駅でも何名かいらっしゃいましたし、レストラン『neTworK』でも結構な数の方がいらっしゃいました。もしかしたら、賑わう所に集まる習性があるのかも」
「そうなんですね……。僕にも見えていたのでしょうか?」
「どうでしょう? わたしのような見え方をしていたら、気づくことができませんよね」
彼女が口の中の物を飲み込んでから訊いてきた。
「それで先程の絵葉書は完成したのですか?」
僕は頷く事で応える。
「……ありがとうございます。では父の元に届けようと思います」
「ポストに投函しないんですか?」
僕は気になって訊いていた。
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