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「チッ、何で評価下がってんだよふざけんな!」
「ほらやっぱり、『BAD』めちゃくちゃつきまくってるよ! コメントももう炎上しまくってるし。『デタラメ』コメントのオンパレードだよこれ!」
「お前まで心配すんじゃねぇ! 俺まで不安に何だろうが!」
「いや、心配するよ! このままじゃポイントがマイナスになるって!」
「……確かに、ポイント減ったらボーナス貰えなくなるしな」
「それだけじゃなくてさ、ほら、相応のペナルティ……」
「そんなのハッタリに決まってんだろうが! 俺達が書いてる記事と同じように!」
「もう言ってることメチャクチャだよ!」
「とりあえずまずは『GOOD』の水増しを……。何でアクセスできねぇんだ!」
「もしかしてバレたんじゃ。下手したら……」
「何でだよ、このスマホで使用しているネットワークはわざわざ高値で改造してもらって海外サーバーを複数経由してアクセスするようにしてんだ。追える訳ねぇじゃんか。それに俺達が登録した情報、口座以外は全部デタラメだぞ」
「兄貴、やっぱもうやめようよ! 嫌な予感が……」
「黙れ!」
「イッ!? な、なんで殴ったの……?」
「テメェがネガティブな事言ったのが悪いんだよ! 俺は悪かねぇ!」
「あ、兄貴……」
「いいから兄の言う事を従えや愚弟が!」
「わ、わかったよ……」
「とにかく一発逆転だ! 国際系のニュースで過激なヤツを狙うぞ!」
「……それは」
「俺の言う事に従えや、このクソがぁ!」
「ハイ、わかりました……」
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