ロード…ヤツは隠れていた

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▼登場人物▼ ☆笑福亭Bee 本当はこんな話 「震える…」に 書くべきなんだろう… こちらに書いたのにはワケがあったからである… 深夜 僕は翌日早朝からの仕事の為にある町へ向かっていた 千厩町 岩手の南方にあるこの町は 大きくはないが有名な観光名所もある町だ 県道をひたすら走り 最近 殺人事件があった場所付近を過ぎ峠へ入った 峠の頂上に来た時… そこにはトンネルがあった そのトンネルは怪奇現象が起きるトンネルとしても有名なトンネル… 僕はスピードを上げてトンネルへ入った 「結構…長いな… 殺人事件の近くといい… 怪奇現象のトンネルといい… なんか気味悪いなぁ…」 対向車が来ない事も余計に僕を怖がらせた やっとトンネルの出口まで来た そこからは見事な程の直線道路だった 1km位はあるだろうか… 小さいながらも左右は小高い丘のようになっている 道路脇には長く伸びた草が生えている 民家も何もない とにかく真っ直ぐな道路と長い草と言う感じだ 僕は車のライトをアッパーにした 「!」 草むらの中に誰かいる しかもこちらを覗くように見ている 僕はスピードを更に上げた
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