決戦は金曜日…の夕方

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▼登場人物▼ ☆笑福亭Bee(幼少時代) ☆駄菓子屋のオヤジ(店名マルタケ) これは私が幼少時代に起こった出来事で現在の自分のエロスな部分はこの時に植え付けられ開花したモノだと思われます(笑) 小さな町の片隅にあった駄菓子屋マルタケは老夫婦が営む小さな駄菓子屋さん 噂好きな団地妻が集まるように夕方は必ず小学生達が集まる大人気なお店でした 私は同級生からの草野球の誘いを断り小銭を握りしめいつものように駄菓子屋へと向かいました 「ごめんくださぁい」 …… 夕方は小学生で賑わってる店内は草野球の試合の為に誰もいなく静かでした 「あぁん?」 いつも店番をしているオバサンの声ではなくやる気のないオヤジの声が奥の部屋から聞こえました 毎日朝から酒を浴び縮んだ白のランニングにパンツ一丁が彼のライフスタイル そんな酔っ払いな彼が登場とは何とレア&プレミアな事でしょう しかしこれは決して嬉しい場面ではなく武器も家来も持たない無防備な主人公がボスキャラに挑むほどに最悪な場面の始まりでした 「ラウンド1」 カーン!!と頭の中でゴングが鳴ると同時にオヤジからの攻撃 「今日は何を買いに来たんね?」 様子を見る自分 「何がいいかなぁ…」 おぉ!俺スゴいぞ! 上手いぞ! 攻撃よけたよ俺! 「ラウンド2」 再度オヤジの攻撃 野球の球やサッカーボールの柄で包んである丸形のチョコレートを指差し 「キ〇タマか?」 「…えっ?…(@д@)は?」 キターーッ!ピュアな俺に容赦なく攻撃して来やがった 30ポイントほどダメージ受けた系 でも俺イケる! 闘える!やれるよオッカサン! 「ラウンド3」 最後のオヤジの攻撃が始まる 「マ〇チョか?」 ビックリマンチョコレートを指差しニヤリと攻撃 「マ…マンン…マン…ママンマ…ン」 イッたね自分! 耳から白い煙を吐きながら白眼を剥き出し口から泡を垂らしてKO寸前! ガンダムのアムロ・レイならこう言うはず 「そんな事親父にも言われた事ないのに」 そりゃ当たり前だ! でも俺も男だ 最後くらい攻撃したい 「ラウンド4」 立っているのが精一杯な自分の攻撃 「どっちも頂きます」 買っちゃった… エヘッ(o^v^o) そんな駄菓子屋マルタケは何年も前に壊され空き地になりました あの色々な駄菓子に迷いときめく事はもう二度と出来ない事なのかもしれませんね… なんか寂しいなぁ…
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