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1章第5話 仮面
「は…?」
僕は驚く。
それはそうだ。窓から入ってきた仮面を付けたやつが僕に指さして殺すと言ってるからだ。
「神崎何かやったの?」
「え、なにこいつら」
「窓から入ってきたのやばくね?」
と、クラスメイトはざわざわしている。
僕は焦りながら言った。
「僕こんなヤツら知らないし、なんにもやってない!いきなり殺すとかお前ら頭おかしいのか!?」
仮面のやつの1人が喋り始めた。
「間違いないはずだ。反応がある。お前を殺し力を得る。」
と、重い声で言ったあと、喋ってた仮面のやつは、長細い刀を抜き僕に向かって突き刺そうとした。
「ちょ、ま...!」
僕は焦って転んだ。
奇跡的に転んだので攻撃は避けられた。
そして正面を向くと赤く光った目がボクの目と10cmぐらい間があるかないかぐらいまで仮面のやつの顔と近かった。
「お前はもう逃げられない」
そう言われ、僕は焦り、走りながら教室をでてそのまま廊下を突っ走った。
「追え」
走りながら後ろを振り返ると仮面野郎が2人僕の事を追っていた。
生憎、僕は50m走6.9秒なので、逃げるのはまだ行ける方だった。
そのまま階段をくだり、2階にある教材が置いてある倉庫へ向かった。
そしてそこの倉庫に身を潜めた。
「どうして…どうしてこうなったんだよ!」
「僕が何をしたって言うんだ…!」
と心の中で叫んでいた。
けど、多分上手く撒けたと思う。
1分経ったが、仮面野郎はいない。
少し安心し、後ろを振り向く。
「お遊びは終わりか?」
後ろを振り向くとそこには仮面野郎がいた。
「うわぁ!」
僕は驚き腰を抜かす。
そして、次の瞬間
-バシュ-
僕の左腕が、赤黒く染まりながら地面に落ちた。
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