今日、私は東京を出る。
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結局、東京に出てきても何も意味なかったな。 荷物が全て運び出された後、空っぽになった部屋を見て、彼女は思った。 今日、私は東京を出る。 東京が私を変えたのだろうか。それとも、私は何も変わっていないのか。 「ありがとうね」 柄にもなく感傷的になった彼女は、そう呟いて部屋を後にした。 ドアが閉まった後、押し入れの中には彼女の恋人「だったもの」だけが残り、微かに異臭が漂った。
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