16.寒露

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16.寒露

 寒露のページ重さ感じる夕陽かな  寄る辺なき身に沁む風のコスモスや  星月夜崩れ落ちゆく波頭  やまばとの背に射す秋の朝陽かな  秋の暮れ二度空を切りペダル踏む  秋桜より可憐なれども凛として  秋の花縁なき人に手向けたり  長いホーム話足りない秋の暮れ  ひつぢ田に違和感持ち込む白き鳥
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