三章 森の中での出来事
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よいしょ……よいしょ…… 午後の柔らかな日差しの入る中庭に、従者たちがガラスの棺を抱えて奮闘する声が聞こえました。天真爛漫な王子様ですが悪気はなく、2人の従者と供に額に汗を流しながら白雪の入った棺を運んでいます。 そこに、後ろから背中へ明るい声が飛んできました。 「あら?これは王子様?一体何をなさっているの?」 「エ…エリシア……」 ギクリそんな音がして王子様の背中が震えた様な気がしました。
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