二章 森に連れていかれる白雪姫

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(お嬢様、お許しください……) 「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁ!!!!!」 心の声も虚しく、背後から声にならない嗚咽とともに振り下ろされる斧。 一歩踏み出してすぐ2歩目を出す予定だった場所に咲く小さな薄青のお花。 お花は少女の心に留まり、白雪はふっと半歩ずれてしゃがみ込みました。 ヒューーーン!ガゴッッッ。。。 「え……?????」 「え………????」 当たる予定だった対象を失って岩だらけのゴツゴツとして地面に刺さる斧。 音と気配に驚いて振り向く白雪。 避けられてしまった驚きと、一度で仕留めそこなった焦りで硬直する爺や。 一瞬何が起きたか分からず、突然殺意を向けられた瞬間を見て固まる白雪。 「きゃぁぁぁあぁ!!!!!!!」 「うわぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」 白雪は悲鳴を上げながらしりもちをつき、 パニックにおちいった爺やは一歩後ずさりました。 「お覚悟ーーーーー!!!」 もう一度任務を遂行しようと斧を振り上げる爺や。 ま…待って待って。まってちょうだいーー 恐怖が極まり、声も出せずに身をすくめる白雪。
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