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更に説明を続けるお爺ちゃん。
「この世界の5大魔法は火水風木土で、特殊魔法が光と闇なんだよね」
「そう習いました」
「光と闇の色は?」
「銀と黒」
・・・因みに聖属性は金色で、光属性の上級に当たる。
「火は赤、水は青、風は黄色、土は橙色、木は緑色だよね」
「・・・うーん5色ですね」
「紫と藍色は何かな? 」
「うーん氷と雷とか? 」
「ふふふ。ハズレ。氷の魔法は水魔法の上級だから判定時には青で表示されるんだよね」
「え~ そうなんですか」
「判定では、潜在的に理解できていて尚且使いこなせる可能性のある魔力が色で表示されるから、どういうものかという概念が本人に内包されていないと表示されないんだよね」
「・・・」
「藍色は時間で、紫が雷だよ」
「この世界の住人は、5大魔法が揃うことすら稀なんだよ」
にっこりと笑顔になるお爺ちゃん。
「水の上級魔法の氷と、火魔法と風魔法の3種類を錬る訓練をすれば、雷の魔法は使えるようにはなるけどね。使えるようになるってだけで、生まれつき適正がある人はいないんだよね。だから判定時に表示されないんだよ。時間魔法は理解できる人間なんかほぼ居ないからねえ~」
この世界よりもっと高度な教育を受けていないと、水晶球には色として表示されないらしい。
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