お爺ちゃんはテクニシャン

1/3
前へ
/532ページ
次へ

お爺ちゃんはテクニシャン

「つまり、ミリアちゃんは、中身は男って事? 」 「お爺ちゃんは女の人なんですね!」 「「反対なら良かったのにい~! 」」  そう、大神官様改め『お爺ちゃん』は前世は相当なゲーマーだった。  当然『乙花』もプレイしていて、全ルートをコンプリートした猛者らしい。拍手。 「よりによって、大神官でびっくりしたわよ~! 6歳の魔力判定で、部屋をぶっ壊す魔力量でさあ。ミリアちゃんとほぼ一緒だったわあ。あれよあれよという間に神殿入りしちゃって、3年くらい前にさあ、コレって、ゲームの世界じゃね? って気がついたのよ」 「俺は、赤ん坊の時に気がついたんですけど、王子と結婚とか気持ち悪うっって思って、熱出しましたね。勿論今も、ノーサンキューです」  腕に出た寒イボを思わず撫でてしまう。 「BとLとかダメなの? 」 「やめて!  死んだほうがマシ!」 「そうなんだ~ アタシは百合もオッケーだったけど~ 」 「おおう、奔放ですね」 「でもさあ、神殿入っちゃうと別に結婚しなくても良いからね~、凄く気楽になったわ~。自分が相手をアンアン言わすのも面倒くさくなっちゃってさあ~」 「18禁の世界デスネ」
/532ページ

最初のコメントを投稿しよう!

174人が本棚に入れています
本棚に追加