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10「恐怖と絶命!?」
トイレの個室に鍵をかけて恐怖で出られなくなってしまった麻斗。
それを気に食わなくか、容赦なく追い詰めた不良少年が手あたり次第麻斗の逃げ込んたトイレのドアをバシンバシンと激しく蹴り上げてあおってくる。
麻斗はただ何も出来ず中からドアを押さえて恐怖で顔を引きつらせ震える事が精一杯だった。
不良少年「いつまでクソしとんだて!(# ゚Д゚)とっとと出てこい、てめえ!」
イライラをつのらせながら不良少年は、ずぶ濡れの赤いシャツを脱いで怒り狂ったようにトイレの中を何度も行ったり来たりして壁に振り回し叩きつける事をくり返していたが、やがて釣り仲間の声が
釣り仲間A「賢治~(けんじ)そろそろ俺ら行かんと、塾まにあわねえよ!( ̄д ̄)」
不良少年「あ〜〜、マジでうぜえし!ぜってえ覚えとけよてめえ!(# ゚Д゚)」
賢治と言われたその不良少年が最後に麻斗のいるトイレのドアを思いっきりガーンと蹴り上げた!
賢治「次、みたら、マジ殺すかんな!(# ゚Д゚)」
釣り仲間B「もうやめとけって、マジで!また捕まんぞ!(*´Д`)」
その後、いろいろブツブツと不満な声が聞こえてきたけど、自転車のガタガタという音と共にやがて外が静かになった。
そして、しばらく、頭が真っ白で震えていた麻斗も時間の経過と共に力が抜けてトイレの中でスローモーションに座りこんだ!
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