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朝目が覚めた。
いつものルーティーンは朝食を食べて歯を磨く。
鳥たちのさえずりが素晴らしい朝だと思わせる。
しかしどうした事か。
今朝は鳥達からのモーニングコールがない。
それとは別に低い唸り声が聞こえる。
部屋の窓から外を見ると多くの人々が歩いている。
その時思ったのだ。
世界は終わってしまったのだと。
理由は簡単だ。
出勤ラッシュで走る車がいない。
道路の真ん中を人々が歩いている。
それは映画で見る夜明けだ。
週末の夜明け。
終わってしまった世界で１つだけ希望がある。
まだ生きていたいと思わせる希望が。
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