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末候~牡丹華 (ぼたんはなさく)
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わたし:この水草はあさざって言うみたい。
水草や記憶の畔夏近し
なぎさ:ほとりですか。この草があるから水がきれいだってわかるよね。ちなみに水元公園です。
わたし:なぎさにちなまれてしまった。
なぎさ:わーい! やっと花菖蒲見れたね。
わたし:いや、かきつばたって書いてある。
なぎさ:そうとも言う。
わたし:あやめっていうのもあるな。
なぎさ:あー、浴衣の柄にあるね。
わたし:浴衣は一説によると、あやめを菖蒲って書くから、勝負にかけてるらしい。
なぎさ:ごちゃごちゃだぁ。
名前なんでもきれいな燕子花
かきつばたは杜若とも書くけど、つばめっぽいから。
わたし:あれはこうほねって言うんだけど、巻いた葉の感じが蓴菜に似てるな。
河骨の葉の開きゆく夏近し
なぎさ:あんな大きなの食べるの?
わたし:違うよ。もっと小さくてぬるぬるに覆われてて……
なぎさ:ぬるぬる!? くわしく!
わたし:変なところに食いついたな。
なぎさ:細くてスピード出そうね。
わたし:実際そうみたいよ。
なぎさ:でも、こけやすい?
わたし:それもそのとおり。
なぎさ:今日はお天気いいのにけっこう風冷たいよね。……ん? 体操してるのを見てたの?
わたし:違うし! これからボートに乗るんだって気持ちなんだろうって。
なぎさ:俳句の説明なんかふだんしないのにーww
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