第五章 恋

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「……」 「何とか言ってくれ」 「挿入るかな、それ。僕の中に」  照れ笑いする巴のペニスは、想像以上に猛々しかった。 「充分慣らしたから、いけるとは思うが」  無理なら、途中でやめる。  そんな巴の気遣いが、蓮には嬉しかった。 「巴さん、やっぱり優しいですね」 「これから、意地悪だと言わせることになるぞ」  ゆっくり、巴が蓮の中に挿入ってきた。 「あ、はぁ、あ。んっ、く。うぅ、はぁ、あぁ……」 「痛くはないか。平気か?」 「やだ。何、これ。気持ち、いぃ……!」  ローションでぬめらせた巴のペニスは、蓮の内壁を擦って奥へと進んでいく。  圧迫感はあったが、他でもない巴と一つになれたのだ。  その喜びの方が、大きかった。
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