私とママ達

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「なんか、ごめん……」  かろうじて謝れたけれど、空気はすっかり冷えてしまった。 「そういう時もあるよ」  優助が表情を和らげる。私はなんで優助に怒ってほしいなんて思ったんだろう。そう思うくらいなら私が怒ればよかったのに。 「ごめん、もう寝るね」 「僕も真柏に集中するね、おやすみ」  何をやってるんだろう私。  ママ達との写真をぼんやり見つめる。私と優助はママ達みたいにちゃんと愛し合っているんだろうか。  そもそも愛し合ってるってどうやって確認するんだろう。今すぐ知りたい。どうすればいいの。 『ママ達はどうして愛し合ってるってわかったの?』  文面を考える余裕もなく、直球のメッセージをあいママに送る。いつも私を気遣ってくれるあいママならわかってくれるなんて甘い期待をして。  正月休みのおかげか、すぐに着信音が鳴った。あいママからだ。自分への苛立ちをぶつけるようにスマホを連打してメッセージを開く。 『優助くんと喧嘩したの?』  すぐに理解されてしまった。目の奥がじんわりと熱くなる。
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