No title

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愛する家族と日課の散歩。彼の亜麻色の毛は風に揺れる。 後ろ足の片方が空回っていても、しっぽを振ってスキップするから、私もつられてスキップした。可哀想と言いたげな通行人には心の中で舌を出した。 家族であり続ける。それは責任であり、考え得る最高の愛情表現。私たちはいつだって幸せだった。
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